2011/10/3
【10月】神無月 October
ダスキン創業者の鈴木清一師は、
「私は”おそうじ”ほど尊い仕事は他にない、と思っています。なぜなら、掃除をして、美しくして他の人に”いい気持ちだ”と喜ばせることのできる仕事は、昔から金儲けとしてではなく、修行として実践されてきたくらいだからです。掃除は美しくする仕事だ,と申しましたが、そのなかでも一番大事なことは”心を美しくする”ことだろうと思います。美しい心とは、所有の豊かさを言うのではなく、人間を幸福にする”心の豊かさ”を指すのです。もっとわかりやすく言えば、「あの人はお金持ちだ、家も土地もあり、稼ぐ必要が無いから毎日ブラブラ遊んで暮らしている」
これに対して、
あの人はそうじ屋だよあんな歳になって、まだ稼がないと食っていけない。なんと、気の毒な人だろう」といわれる人とどちらの人がしあわせでしょうか。私は後者の方だと思います。「私たちは、しあわせだ。先ず働けるという健康にめぐまれている。しかも私たちがお掃除をすることによって、自分でもその効果がすぐにハッキリわかる(汚れていたところがグングン綺麗になる)こんな鮮やかな働きがいのある仕事が他にあるだろうか。自分が人間的に成長しよう、という心構えができると、いかに掃除という仕事が尊いものであるかが解ります」(「祈りの経営鈴木清一のことば」より)
日本を美しくする会の鍵山秀三郎先生は、
誰でも、電車の中でお年寄りに席を譲ることはいいことだとわかってはいるのです。なのになぜ譲らない人が多いのかというと「なんとなく気恥ずかしい」という気分があります。これは素直な反応で、いいことを実行するのには大きな勇気がいるものです。私もタバコの吸殻を拾うのは人の目が気になって抵抗を感じることがあります。しかし、それを乗り越えて勇気を出すことが自分を鍛えることになるのです。そして、いいことを実行するうえで心がけなければいけないのは、人に認めてもらおうといないことです」
(掃除が起こした「奇跡の力」)より